モラルハラスメント・モラハラは、モラルに反した嫌がらせや精神的苦痛を与える行動です。
モラハラは言葉や態度で相手の心を傷つけるため、外的な暴力よりも事件性が認められにくいです。
また、モラハラをする人・モラハラを受ける人には自覚がないケースも多いため、注意しましょう。
結婚相手がモラハラだと気がついた場合は、離婚を視野にいれてください。
こちらの記事では、モラハラの特徴から結婚相手がモラハラだった際のエピソードまで紹介します。
モラハラは精神的DVを意味する
モラハラは「精神的DV(家庭内・同居内での暴力や攻撃的行動)」と同じ意味です。
男女共同参画局では、以下の行為をモラハラDVの特徴として挙げています。
- 大声で怒鳴る
- 「誰のおかげで生活できるんだ」と言う
- 実家や友人と付き合うのを制限したり、電話や手紙を細かくチェックする
- 何を言っても無視して口を聞かない
- 人の前でバカにしたり、命令するような口調でものを言ったりする
- 大切にしているものを壊したり、捨てたりする
- 生活費を渡さない
- 外で働くなと言ったり、仕事を辞めさせたりする
- 子どもに危害を加えると言って脅す
- 殴るそぶりや、物を投げつけるふりをして脅す
以上は、生活費を渡さない、もしくは仕事を制限するといった行為は「経済的なもの」と分類される場合もあります。
モラハラを受けた結果、PTSD(心的外傷後ストレス障害)や、うつ病などの精神疾患になれば刑罰の対象です。
また、モラハラかつ経済DVなど、複数の暴力が起きている場合もあります。
結婚相手から上記の行為を受けているかどうか、冷静に判断してください。
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モラハラ男性の特徴
モラハラ男性の特徴をまとめました。
あなたの結婚相手が、モラハラ男性に該当するかどうかを確認しましょう。
- おとしめる
- 無視をする
- 不愉快を表す
- 趣味や考えを否定する
- 食事を一緒にとらない
- 人前でバカにする
- ミスを細かく指摘する
- 釈明の機会を与えない
- 音を立てたりため息をついたりする
- 病気のときに看病しない
順番に解説します。
おとしめる
モラハラ男性はパートナーを見下し、人格否定をします。
また、パートナーからの質問に対して「そんなことも知らないのか」とバカにした態度をとります。
モラハラ男性は「ブス」や「要領が悪い」など、相手を過剰に否定しておとしめる可能性が高いです。
モラハラ男性は、パートナーに対して優位に立つために侮辱をした態度をとり、見下してくるため注意しましょう。
無視をする
モラハラ男性は、当たり前のようにパートナーに自分のルールを押し付けます。
たとえば、モラハラ男性の無視によってパートナーを支配する場合も考えられるでしょう。
モラハラ男性は怒ると無視し、相手に「自分が悪い」という罪悪感を植え付けます。
モラハラ男性に無視され続けると、正常な判断力を失い、次第に感情や行動をコントロールされてしまいます。
不快感を表す
モラハラ男性は怒りを感じた場合や気分を害した場合、すぐに不快感を態度に表します。
先述の「無視をする」と同じ理由で、パートナーを支配したい心理が背景にあるのでしょう。
モラハラ男性は自分が一番偉くて正しいと思っているため、自分を不快にさせる人や行為を嫌う傾向にあります。
パートナーをコントロールし、自分が不快にならないための環境を整えているのです。
趣味や考えを否定する
モラハラ男性は、パートナーが自分の思う通りに動かない状況を嫌います。
そのため、パートナーの趣味や考えを否定する場合があります。
モラハラ男性に趣味を楽しむ時間をバカにされる経験や、趣味を辞めさせられた経験がある人は要注意です。
また、モラハラ男性はパートナーに自分の価値観を押し付けます。
子育てのルールや生活スタイルなどをパートナーに強要し、自分の思うままに動かすのです。
食事を一緒にとらない
モラハラ男性は自分のペースを最優先にするため、自分の気分によってパートナーとの食事を拒否します。
食事を一緒にとらない理由は、家族のなかで自分の権力が強いと示したいためです。
また、パートナーが作った料理が気に入らず、食事をしない場合もあります。
自分が嫌いな料理や手抜き料理をしたと判断した場合は文句を伝えてくるのも、モラハラ男性の特徴です。
人前でバカにする
モラハラ男性は、近所の人や身内、友達の前でパートナーの欠点を話してバカにします。
パートナーの秘密や過去の失敗を、わざと周囲に打ち明ける可能性もあります。
しかし、モラハラ男性は外面がよい分、自分の立場が悪くなるような発言はしません。
周囲に愛想よく接しながらも、パートナーを笑いものにするのです。
ミスを細かく指摘する
モラハラ男性は自分が一番正しいと思っているため、パートナーのミスをしつこく責めます。
パートナーの些細なミスも覚えており、何度も注意するでしょう。
家事や育児など、自分ができないタスクであっても、パートナーが失敗すると指摘します。
ミスの指摘はパートナーの自己肯定感を奪い、反論されないために行なっているのです。
釈明の機会を与えない
モラハラ男性は、自分の考えが明らかに理不尽で間違った論理でも、パートナーに非があるように責めます。
パートナーが誤解を解こうとしても、モラハラ男性は釈明の機会を受け付けません。
パートナーに会話の隙を与えず、自分のルールや考えが正しいと信じ込ませようとするのです。
音を立てたりため息をついたりする
モラハラ男性は、怒ると物に当たる・大きなため息をつくなどで自分の不機嫌をアピールします。
パートナーに暴力を振るうのではなく、物を叩くなどの行動や過剰なリアクションでパートナーを否定します。
音を立てたりため息をつく理由は、パートナーを怖がらせて、家庭内の主導権は自分が持っていると理解させるためです。
病気のときに看病しない
モラハラ男は、パートナーが病気になっても看病せず、病気になった結果を責める場合があります。
病気で弱っているパートナーに追い討ちをかけるように、小言を言う・不機嫌な態度で接するなどを行うでしょう。
体調不良のパートナーをねぎらいもせず、できていない仕事や家事を指摘して怒る場合もあります。
モラハラ夫と離婚して再婚したエピソード
モラハラ男性との離婚後に、再婚で幸せを掴んだエピソードを紹介します。
モラハラ気質だった元夫。若い女性と不倫し、子供を作ったということで離婚したんです。離婚が決まり元夫に「お前と結婚してくれる男なんていないだろうな」「お前が俺を大事にしなかったから不倫したんだ」など訳の分からないことを言われて精神的にダメージを負い、心療内科にしばらく通うことになりましたが、そこで出会った医師と仲良くなり、交際を経て再婚することに。今の夫は優しく、モラハラなんかしないし、前の夫と違ってギャンブルと無縁だし(笑)、経済的に余裕もあります。元夫はギャンブルで失敗して金銭トラブルをよく抱えていたんで、離婚して本当によかったと思っています。(30代女性)
Googirl 離婚して大正解!モラハラ夫との離婚後にお金持ち男と再婚した話
モラハラ男性といると、正しい判断ができずズルズルと関係を続けてしまいます。
エピソードのように、離婚や再婚を判断する際は、カウンセラーや第三者に相談し、客観的な意見を聞きましょう。
参考記事▶︎バツ2の再婚事情!離婚を繰り返す人の特徴と幸せになる方法とは?
まとめ:モラハラDV男とは離婚を検討を!あなたらしく自由に生きていこう
結婚相手がモラハラDVだった場合の対処法について紹介しました。
モラハラDVとの離婚は、生活の不安定さやバツがつくことなどを理由にためらう人もいるでしょう。
しかし、モラハラ男とは繋がりを断つ必要があります。
あなたのパートナーがモラハラ男性だと気がついたら、すぐに離婚に向けて動いてください。
モラハラは主に言葉による攻撃であるため、証拠が残りにくいものです。
モラハラを受けた際の録音やLINEをとっておいて、できる限り多くの証拠を集めていきましょう。
離婚の際にモラハラ男性が話し合いに応じない場合は、第三者に相談をしてみましょう。
モラハラ男とは決別し、一度しかない自分の人生を大切に生きてくださいね。