永遠の愛を誓って結婚しても、夫婦はさまざまな理由で離婚に至ります。
2022年の人口動態調査によると、婚姻件数の50万4,930件に対して離婚件数は19万3,000組です。
現代における離婚はネガティブなイメージばかりではなく、新しいスタートの可能性を秘めています。
人はそれぞれに悩みや葛藤があるため、幸せそうなSNSの投稿や周囲と比較して落ち込む必要はありません。
しかし、ふとした瞬間に離婚後の寂しさを感じるときがあるでしょう。
次に進むべき道に迷っている人は、ぜひ最後までこの記事をご覧ください。
離婚した理由は性格が合わないから
「離婚の原因は何ですか」というアンケート結果は、以下のとおりでした。
調査対象:離婚歴のある18歳〜69歳(男性122名・女性178名)の調査結果
- 1位は男女ともに「性格が合わない」(男性:77票 女性:80票)
- 男性2位,3位は「異性・金銭問題」(異性関係:29票,金銭問題:24票)
- 女性2位は金銭問題(60票)
参考:株式会社クリプタル,「再婚したいと思ったきっかけやタイミング」のポイント,2024年10月9日更新
そのほかの離婚理由は、男女ともに家族・親族との折り合いが悪いなども挙げられています。
離婚理由は1つではなく、いくつかの要因や環境の変化が重なった結果でしょう。
寂しさで再婚する男女もいる
「再婚した理由は何ですか」というアンケートの結果は、以下のとおりでした。
- 1位は男女ともに「寂しくなった」(男性:33人,女性:20人)
- 2位も男女ともに「気になる相手が見つかった」(男性:16人,女性:19人)
そのほか、男性は老後の心配、女性は子どもや経済力を理由に再婚を選ぶ結果がわかりました。
寂しさを感じやすい年代は男女に差があり、男性は50代、女性は30代で寂しくなりやすいという調査結果も出ています。
参考:内閣府,孤独・孤立の実態把握に関する全国調査,2024年10月12日更新
パートナーがいない時期のほかにも、将来の不安を感じる人や単調な日々を過ごす人も寂しさを感じやすいでしょう。
寂しさの感情は人間が生きるための本能であり、心の弱さではありません。
寂しさを理由に恋愛・再婚をするのは恥ずかしい選択肢ではない点を理解しておきましょう。
離婚して寂しさを感じた瞬間とは
離婚して寂しさを感じた瞬間を紹介します
- 幸せそうな家族連れを見たとき
- 友達にパートナーができたとき
- 仕事や家事で育児がうまくいかないとき
- 将来を考えたとき
順番に解説します。
参考記事▶︎再婚して後悔したエピソード!失敗を繰り返さないためには?
幸せそうな家族連れを見たとき
まだ離婚して年月がたっていないときは、ほかの家族連れと自分を比較して寂しさを感じやすくなります。
自分が、元配偶者や子どもと幸せに過ごしていた時期と重ねてしまっていませんか。
家族を失った喪失感や後悔を抱えていると、普段より幸せそうな家族連れが目につきやすくなるでしょう。
とくに休日や夜など、落ち着いているときに孤独を感じやすくなるため、なるべく予定を入れるのもひとつの方法です。
時間の経過により寂しさを感じる瞬間は少なくなりますが、寂しくなる瞬間には、個人差があります。
友達にパートナーができたとき
離婚すると、独身の友人との付き合いが増える人が多いです。
仲のよい友人にパートナーができると、祝福したい反面、寂しさを感じてしまうでしょう。
寂しさの背景には、以下のような気持ちが隠れています。
- 友人と会う時間が少なくなる
- なぜか友人を取られた気になる
- 自分だけが取り残されている気がする
- パートナーの存在が羨ましい
つらいときは自分の感情を書き出して整理してもよいですし、正直に友人に寂しさを伝えてもよいでしょう。
仕事・家事・育児がうまくいかないとき
仕事から帰宅し、家事や育児をしていると時間はあっという間に過ぎていきます。
とくに小さな子どもがいる場合、仕事と子育ての時間のバランスに悩む人は多いでしょう。
経済的な安定を得るためには長時間の労働が必要ですが、子どもと過ごす時間が少なくなるジレンマを抱えています。
日常のささいな悩みを相談できる相手が身近にいないと、不安になるときもあるでしょう。
離婚の際にひとりで生きていく覚悟をしていても、ふとした瞬間に支えてくれる人がいない寂しさを感じてしまいます。
将来を考えたとき
自分の将来について考えたとき、不安や寂しさを感じる場合があります。
子どもがいない場合は、老後の経済面・健康面・身内がいなくなったら頼れる人がいないなどといった不安を感じやすいです。
将来に対する備えや、他人と関わる機会を多く作ると安心でしょう。
子どもがいる場合、子どもが成人・結婚するタイミングで孤独感を感じやすいです。
子育ては大変ですが、子どもの成長を間近で見られる幸せは計り知れません。
いつか子どもは巣立つという心づもりをしておくとよいでしょう。
離婚して寂しいときの対処方法
離婚して感じる寂しさは、以下の3つの対処方法で解消できる可能性が高いです。
- 誰かに相談してみる
- 趣味に没頭する
- 新しいことを始めてみる
順番に解説します。
誰かに相談してみる
寂しさを友人や身内に相談すると心が晴れやすいでしょう。
ストレスを感じたときに、友人や身内と遊んで話を聞いてもらうと楽になります。
孤独感を抱えていると仕事や子育てにも影響し、心が不健康な状態になる可能性もあるため誰かに相談すべきです。
恋愛相談サービス・AMORUは、恋愛だけではなく離婚後の相談にも乗ってくれるサービスです。
オンライン上で顔出しせず相談できるため、時間のない人や身バレしたくない人にとくにおすすめです。
離婚後の孤独感や再婚についての悩みなど、経験に沿った客観的なアドバイスがもらえるでしょう。
寂しさを感じた際は、恋愛相談サービス・AMORUの利用を検討してください。
参考記事▶︎恋愛相談サービス徹底比較!カウンセラーやココナラなど誰に相談するのが正解?
趣味に没頭する
離婚をして空いた時間を趣味に充てるとよいでしょう。
子育て中は自分の時間を確保しにくいですが、子どもが自立したときに自分の趣味があれば孤独感を抱きます。
具体的には、自分の将来の不安を解消する趣味がおすすめです。
【趣味の一例】
- 健康が心配な人:料理やスポーツ
- 寂しい人:ペットや園芸など育てる趣味
- ストレスを感じやすい人:絵画や手芸など没頭できる趣味
- 孤独が不安な人:サークル加入など出会いが多い活動
新しいことを始めてみる
趣味は心の支えや生きがいのひとつになるため、自分が楽しいと思える出来事を見つけましょう。
離婚後の寂しさを感じたら誰かに相談したり、趣味や新しいことに挑戦するのも有効です。
家族連れや友人の幸せを見て寂しさを感じたときこそ、自分自身の充実に目を向け、再婚に向けた前向きな準備を整えましょう。
離婚後は新しい自分に変わるチャンスを秘めています。
今まで関心があってもできなかった活動や、興味がなかった事柄にも積極的にチャレンジしてみてください。
旅行する・資格試験の勉強で自己肯定感を上げるなどは、よい気分転換になります。
また、思い切って再婚・転職・引っ越しで環境を変えるのも選択肢のひとつです。
年齢を重ねると新しく物事を始めるのがおっくうになりやすいため、思い立ったときに行動しましょう。
まとめ:離婚して寂しさを感じるのは人間の本能!寂しさを受け入れ人生を楽しもう
本記事の内容を以下にまとめます。
- 離婚はネガティブな結果ではなく新しいスタート
- 離婚した原因は性格の不一致が最多
- 寂しさから再婚を選択する人も多い
離婚したとはいえ、幸せや苦労を乗りこえてきたパートナーと別れると、寂しさや不安を感じるのは当然です。
自分の気持ちを抑えてしまうと心が壊れてしまう可能性があるため、感情と向き合う機会が必要でしょう。
趣味の時間や新しい環境は、前向きな人生のスタートにぴったりです。
また、自分だけで解決できない悩みは、周りの人やプロに相談してみましょう。
相談すると自分の気持ちが整理され、ポジティブな日々を過ごす手助けになるはずです。