「再婚相手に離婚歴はバレてしまうのか?」「好きになった相手が初婚だと離婚した経験がマイナスになるのではないか」と悩む方もいるでしょう。
しかし、離婚を隠すメリットはありません。
万が一、離婚歴が相手に知られた場合、取り返しがつかず、さらに傷が深くなるでしょう。
こちらの記事では、離婚歴は隠せるが嘘が発覚した時の対応、離婚歴を伝える方法をご紹介します。
最後まで読んでいただくと、離婚歴を前向きに伝えることができるでしょう。
離婚歴はバレる!戸籍から消したいと思っても不可能
結婚していた過去を隠し通すのは不可能に近いです。
たとえ、本籍地の変更や住民票の記載内容を変更することで離婚歴を隠せても、戸籍謄本をさかのぼると過去の結婚歴が発覚します。
また、家族や知人から嘘がバレてしまう可能性もあります。
家族や親戚、友人、仕事関係の人に、過去の結婚していた事実を隠し続けてもらうのは、荷が重く、常に嘘をつき続けると日常生活にストレスをきたすでしょう。
結婚していた過去が後から発覚した場合、信頼関係が崩れるリスクに繋がるため、隠さず伝えることをおすすめします。
参考記事▶︎恋愛相談は誰にする?恋愛相談したい場合の相談相手の選び方や注意点を解説
離婚歴の嘘をつかない方がよい理由
結婚していた過去が相手に知られてしまった場合、相手はただ嘘をつかれたと感じるだけではなく、騙されたと感じてしまうでしょう。
嘘が発覚すれば信用と同時に、これまでのよい関係性を失う危険性があります。
自分を選んでくれた相手のためにも、嘘をつかない方がよい理由を解説します。
相手の信用を失う
嘘が発覚すると、築き上げてきた長期的な関係性は失われる可能性が高まります。
嘘をつかれた側は、相手に対しての信用を取り戻せずに不信感が募るでしょう。
実際に結婚していた過去が発覚したのをきっかけに、今まで相手に伝えていた内容全てが疑われたケースもありました。
他の内容が嘘ではないとしても信用されるのは困難でしょう。
とくに大切な人から嘘をつかれると、強い怒りや不安につながることが多いです。
嘘をつかれた側は、精神的苦痛を感じ、人によっては立ち直るのに時間を要します。
嘘をつくと信頼を失うだけではなく、相手の健康まで損なう可能性があるため注意が必要です。
相手との関係が悪くなる
時間をかけて築いた信頼は、嘘によって一瞬で失われるでしょう。
一度失われた信頼関係を再構築するのは難しく、時間を要します。
信頼し直そうと決めても、嘘や騙された事実がトラウマとなり、ふとしたときに不愉快な気持ちになることもあるでしょう。
たとえ、嘘が許せても、相手は今後もあなたを疑いの目で見る可能性が高くなります。
嘘をついた側も後ろめたさから相手へ遠慮がちになるでしょう。
隠し事が発覚したら関係が悪くなるばかりか、再構築も難しい場合が多いです。
嘘をつかず誠実に告白するのが無難でしょう。
結婚後に嘘がバレた際の対応策
すでに結婚していた過去を相手に隠していて、再婚後に発覚してしまった人は以下の対応が必要です。
- 話し合い、今後の方向性を決める
- 婚姻の取り消しを申請する
- 慰謝料請求で解決する
- 離婚し関係を断つ
詳しくみていきましょう。
参考記事▶︎立ち直れない失恋を復活させる方法!新たな恋愛に踏み出すには
再婚相手と話し合う
結婚後に相手が嘘に気づいた場合、話し合いで解決を試みましょう。
なぜ嘘をついたのか、相手に理由を伝える必要があります。
話し合いの場では、感情的にならず嘘をつき騙していたことについての謝罪の意と、今後の自分にできることを誠実に伝えましょう。
言い訳や、離婚の同情をもらうような発言は、嘘をつかれた相手の立場になって伝えることができていないため注意が必要です。
相手が結婚していた過去を隠し、嘘をつかれた事実を受け入れられるかどうかで今後の関係が決まります。
一度嘘をつかれると今後の信頼関係は不安定になりかねません。
誠実に謝罪をし、相手と話し合い、今後嘘はつかないなどの打開策を見出してください。
婚姻の取り消し
結婚していた過去が発覚してから3ヶ月以内の場合、婚姻の取り消しが可能です。
家庭裁判所に相談に行き、婚姻を取り消してくださいとお願いし、判断してもらう必要があります。
裁判により婚姻の取り消しが認められた場合、判決書などを持参し、役所で戸籍の変更手続きをします。
婚姻の取り消しが認められやすいケースは以下の通りです。
- 離婚歴を隠していた
- 隠し子がいた
- 同性愛者だった
- 持病を隠す、または内容の偽りがあった
- 新興宗教の信者だった
- 前科前歴があった
- 借金があった
結婚していた過去を隠していた場合は、婚姻を取り消される可能性が高くなります。
嘘をつかれた相手が、今後結婚生活に悪影響だと判断されれば、婚姻の取り消しとなってしまうでしょう。
慰謝料請求
離婚原因になるような嘘がある場合は慰謝料を請求される可能性があります。
嘘によって精神的苦痛を受けると書面を添えて請求される場合もあるでしょう。
一般的な慰謝料の相場は数十万円から数百万円です。
結婚していた過去を隠されていた場合は、期間や理由などが金額に影響します。
うつ病など精神的に苦痛を受けたことを証明する医師の診断書があると、慰謝料を高く請求されることもあります。
慰謝料請求に応じることで離婚を回避できる可能性はありますが、その後の2人の関係は必ずしもよくなるとは限りません。
離婚
婚姻の取り消しが認められない場合や婚姻の取り消し可能期間を過ぎてしまうと、関係を続けるか離婚するかの2択しかありません。
夫婦の話し合いだけで離婚に至らなければ、弁護士や離婚調停など第3者が介入し、さらに話し合いが続きます。
第3者との話し合いでも離婚できない場合は、家庭裁判所に離婚訴訟を起こす必要があります。
ついた嘘の内容が、今後婚姻関係は継続しがたいという判断になれば離婚の判決が下されるでしょう。
結婚していた過去を隠したことが発覚すると、離婚につながり時間と労力がかかります。
結婚していた過去を隠すメリットはないため、相手に打ち明けて受け入れてもらえるか確認しましょう。
離婚歴を好意的に伝える方法
新たな出会いの場で、離婚の事実をどう受け入れるかは相手次第です。
相手は、一見マイナスに思えるような過去の経験も、包み隠さず伝えてもらうと安心感につながります。
調査では、30代女性150人の86%が離婚は気にしないという結果があります。
離婚が新たな出会いの妨げにならないためにも、好意的に伝える方法をご紹介します。
前向きに伝える
相手に結婚していた過去を伝える場合、前向きな経験として話すことをおすすめします。
日本では4組に1組が離婚をしているため、離婚歴を気にする人はさほど多くはないでしょう。
相手が気にするとなれば、なぜ離婚したのか、目の前のあなたに問題があるのではないかと、不安を抱く可能性があります。
相手に不安を抱かせないためにも、「離婚したことがある」と自然に伝えると、信頼を得やすくなります。
相手からすると「前に進んでいる」という姿勢は、安心感につながります。
自分自身の成長や学びを踏まえながら、離婚歴を前向きに伝えるとよいでしょう。
明るいトーンで話す
離婚歴について相手から聞かれた場合、明るいトーンで伝えてみましょう。
一般的に離婚歴がある人に対し、何か問題があるのではないかとマイナスイメージをもつ方もいます。
明るいトーンで離婚歴を打ち明けることで、自立心が高く経験豊富とポジティブに捉えてくれるきっかけになるでしょう。
実際に結婚していた過去があると伝えるときは、直接顔をみて明るい表情を心がけるとよいでしょう。
また、メッセージのやり取りでは「・・・」や悲しい顔の絵文字などを使用せず伝えてみてください。
明るい雰囲気で伝えることで、相手が離婚の事実を受け入れやすくなります。
まとめ:再婚相手に離婚歴はバレる!戸籍から消したいと思う人は要注意
再婚相手に結婚していた過去を隠し通すのはほぼ不可能に近いです。
結婚していた過去が発覚した時のリスクを考えると、打ち明ける方が明るい未来につながる可能性が高くなります。
自分自身が離婚を受け入れられない場合、事実を隠したくなるため、離婚した事実を前向きに捉えてみましょう。
新たに自分を大切に思ってくれる人を信じるには、結婚していた過去など、自分だったらつかれたくない嘘はつくべきではありません。
結婚していた過去を前向きに受け入れてくれる相手は必ず見つかります。
受け入れてくれる相手と深い関係を構築していきましょう。